10月24日放送分



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 今週の見どころは、「小志貴神社の牡丹獅子舞」です。
 伊達市内には16の獅子舞が継承されていますが、月舘町上手渡地区の小志貴神社には牡丹獅子舞が継承されています。
 小志貴神社の牡丹獅子舞は、3匹の獅子のほかに牡丹(花笠をかぶった女の子)、軍配(行事役)、道六(ひょっとこ面の道化)、漢方医も登場する珍しい獅子舞です。
 1117年に建立した小志貴神社が1578年に再建されたとき、村人が獅子舞を奉納したのが、小志貴神社の牡丹獅子舞の始まりと伝わっています。
 獅子頭は明治時代まで竹籠に張り子でしたが、明治の終わりごろ木製のお面に代わって、現在の形で受け継がれています。
 獅子舞は地域の子どもで長男のみに継承されてきましたが、子どもの数の減少から、現在は大人も加わって舞を継承しています。
 どの地域でも伝統芸能の継承は、少子高齢化により難しくなってきていますが、地域にとって無くしてはならないものではないでしょうか。