令和元年5月10日放送分

今週の見どころは、「寛延三義民 270回忌供養祭」です。

寛延三義民とは、江戸時代中期の寛延2年に伊達地方が記録的凶作に襲われ、年貢の減免を求めて16,000人以上の農民が一揆を起こした際、その一揆の首謀者として名乗り出て処刑された斎藤彦内、蓬田半左衛門、猪狩源七の3人のことです。

伊達市下志和田の福源寺には、この3人の中でも中心人物とされる伊達市出身の斎藤彦内の墓があり、三義民の命日にあたる4月中旬には毎年、福源寺で供養祭が執り行われています。

270回忌を迎えた今年も、4月15日に斎藤彦内の遺族や地元住民が福源寺に集まり、墓前に手を合わせ、線香を手向けました。福源寺には三義民の話を書いた絵も奉納されています。